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なぜ靖国神社なのか?(原文/小作)
一般的に日本で死者は寺に帰属します。日本人は無宗教な国民ですが、一応なにかしらの宗教に属しています。私の場合、真言宗という空海という坊さんが開祖の密教に属しているので死んだときは真言宗の寺から坊さんがやってきて弔ってくれると思います。 江戸時代まで日本人のほとんどは農民であり、多くは浄土真宗に属していました。武士は禅宗がほとんどで、一部の武士と商人が真言宗などの密教系に属しました。現在ではキリスト教徒やイスラム教徒など信仰の自由が認められているためなんでもありの状況ですが、多くは仏教徒です。 なので、死んだ後普通は寺に墓を借りて供養してもらうことになります。神社に死者が行くというのは非常におかしなことなのです。ではなぜ戦没者や戦争犯罪者が神社に祭られているのでしょうか?これについてはいろいろな説があります。ですが、ここでは私の個人的な見解を述べさせていただきます。 まず日本人は古来から御霊信仰というものを持っていました。これは世の中に恨みや未練を残した人を祭る信仰です。こうした恨みや未練を残して死んだ霊というのは怨霊となって世の中に災いを起こすと考えられていました。こうした怨霊の力というのは非常に強いものであると昔の人は考えていたのでとても恐れました。そこでこのマイナスの強力なエネルギーをプラスのエネルギーに変えてしまおう!という発想が御霊信仰の原点ではないかと思います。 なぜ侵略戦争の犯罪者が御霊、つまり怨霊として祭られるのか?それこそが日本の戦争の実態を語るひとつの精神的痕跡だと私は思います。まず、よく勘違いされていますが、日本人は当時みながみな戦争に喜んで参加したわけではありませんでした。当時、日本に住む中国人や韓国人もいましたし、そうした人々と普段から交流する日本人も少なくありませんでした。また当時日本では情報統制を行っていたため、うそばかりの情報が国内に流れていましたが、学生など海外の事情を知ることができる人は日本の侵略戦争の実態についてすでに知っていました。 ですから当然国内で反対派の日本人もいたのですが、この戦争に反対する人間は非国民である、つまり日本人ではないという社会的圧力が強かったため、そうした言動は抑えられていました。この戦争をそもそも始めたのは一部の金持ちである財閥と軍部です。目的はもちろんお金です。大東亜共栄圏などという大義名分を立てましたが、現実には資源の乏しい日本が資源の豊富なアジア全域を占有しようとしたに過ぎません。しかし、この戦争では広大なアジア全般とやがては世界を相手にする戦争になったので、職業的な軍人だけではなく、非戦闘員である一般男子も徴兵されるようになりました。それは半ば強制的な徴兵です。つまり金儲けの道具として一般人も巻き込まれた戦争なのです。見方を変えれば日本の一般大衆自身も今度の戦争の被害者なのです。戦死した兵隊の大半がこうした一般大衆出身の人間です。彼らには家族や恋人もいたでしょう。彼らの霊は日本政府にとって怨霊そのものです。なにしろ行きたくない戦場に行き死んでいったのですから。 もちろん靖国神社にはA級戦犯まで祭られています。日本の右翼たちは彼らを神として祭ることは命をかけてこの国を守ったのだから当然であると主張しますが、守るも何も自分たちで始めた戦争です。右翼は戦いにおける死を美化しそれに自己陶酔してるように私は感じます。ですが、死にたくないのに死んでいった若者はこの右翼連中をどう思ってるでしょうか。実際に戦争に行った人は必ずこういいます。戦争は悲惨すぎる。絶対にやってはいけないと。日本の復興の原動力は戦争の悲惨さを経験した人々によるものだと私は思います。それまでまったく自由のなかった人々が敗戦により一気に解放され、その抑えられていたエネルギーが爆発したかのように思います。 日本人は決して勇敢ではありませんでした。ただ、戦場で逃げればそれは敵前逃亡と言われ、銃殺が待っていたのでした。銃殺だけで住めばいいですが、日本の家族も面子を失い住んでいられなくなるような状況だったのです。ですから死を恐れない日本兵ではなく死ななければならない日本兵という立場がそこにあったのです。 こうした怨霊たちを神の力に変換し、国力を回復しようとしたのではないかというのが私の靖国起源論です。 まだまだ語らなければならないことがたくさんありますが、今回はこの辺で。続きはまた次回!
为什么是靖国神社? (译文/紫罗兰)
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